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一昔前のことを思い出してみる。あの冬の寒い日、わたしは自宅から30キロほど離れたとろにある小さな中古自動車店へ愛車に乗って出かけた。目的はというと、つい先月の事、妻から新しい車が欲しいとせがまれて、その時読んでいた中古車情報誌に目を向けると見たこともないフォルムをしているスカイラインに目を奪われた。妻がその車が欲しいというのだ。私は金額の事もあるので笑ってごまかした。しかし後日、その車が会社近くの駐車場に駐車していたのを偶然にもみつけてしまった。「かっこいい・・・」私は魂を抜かれたようにただただ茫然とたちすくみ、その車をみつめていた。たとえるなら初見の女性に運命を感じるかのような、そんな感覚をおぼえたのだった。帰宅した私は、先日の中古自動車情報誌にもう一度目を通してみた。「この車が私の物になるのなら、いくらだって払おう。」そう決意した私は中古自動車店に連絡を入れて家をでたのだった。その中古自動車店につくと、気のよさそうな見た目は40代くらいのあごひげを蓄えた男が「おまちしておりました、今日は冷えるので車はガレージにいれていますので・・」寒そうな表情で私にそう話しかけてきた販売員はそそくさとガレージのほうへ小走りにむかっていった。この後に続く私とこの販売員とのやりとりが悲劇を生むことをその時の私はしるよしもなかった。  ⇒つづきを読む


 

憧れのスカイライン・・・。この車が手に入るなら、いくらでも払おう。私の気持ちは他の事を一切考えられなくなっていた。完全に舞い上がっていたのだ。「ほんじつは試乗できないんですが、エンジン音をきかれますか?」販売員はためすような悪戯な表情を浮かべながら私に車のキーを差し出した。わたしははやる気持ちを抑えながら、キーを差し込んだ。一気にキーを回す、指先からつたわる鼓動。その力強い重低音に驚くというより心地よい悦びを感じた瞬間だった。幸せな時間は永遠にはつづかない、そこから直ぐに現実に戻されるのだ。「この金額だとお買い得感がありますよ。」販売員は少し突き放したような表情を浮かべながらつぶやいた。すぐに我に返った私はプライスボードにめをやると、これから支払わなければならない対価の大きさを考えた。妻の嬉しそうな笑みが浮かんだ。こころは決まっているが、あと一押し背中を押してほしい気持ちが溢れ出てきていた。「少し勉強していただけませんか?」私は販売員に負けた気がしたが、この際、自分のちっぽけなプライドなどどうでもよかった。ただこの車が欲しい一心ですがるように販売員に問いかけた。「わかりました。では少しですがお値引きいたしますね。」「たすかります・・・」結果10万円安くしてくれた。販売員の顎鬚がとても偉い人のそれのようにみえた。
「本日乗ってこられたお車はどうされるのですか?」わたしは新しい車の事で胸がいっぱいだったので、今の車の事は何も考えていなかった。「もしよろしければ、納車の時に下取りしましょうか?」突然の申し出に少しの不安もなく私は安心して下取りをお願いすることにした。金額は3万円だった。それか数日後、無事に納車されそれまでのっていたハイラックスサーフは引き取られた。寂しい気持ちが正直あったが、新しいパートナーがやってきた喜びにすぐにかき消された。

続きを読む≫ 2016/02/25 00:54:25

 

 

ガレージに入ると、先ほどの販売員がそこにぽつんと置かれた小さな丸テーブルに湯気のあがったコーヒーカップをおいて待っていた。「どうぞ座ってください。」とあごひげを撫でながら笑顔を浮かべて私にそう言った。私は軽く会釈をして丸テーブルの椅子にゆっくり腰をかけた。
湯気の立ったいれたてのコーヒーをいただきながら、販売員としばらく世間話をしたあと、お目当てのスカイラインをみせてもらう事になった。よく話をする販売員だ。しかし、不思議と嫌な感じはしないのは彼の熟練の営業マンとして培った経験からくるものだったのだろう。物腰は柔らかく隙が無い感じが今までの顧客を安心させて商売成立させてきた自信を感じさせる。ガレージの奥へ案内された私の前に会社の駐車場で心を奪われた車が、運命の相手をまっていた。実車を目の前にして改めて感動する私に気づいたのか、「最近、入ってきたスカイラインの中でもかなり状態がよくて他のお客さんからの問い合わせもおおいんですよ。」と得意げな表情を浮かべながら顎鬚を撫でた。私の心はすでに決まっていた。この時の心のざわめきが後の悲劇につながるなど思いもせずに、ただ心は新しい恋人への思いで麻痺していた。 つづく

続きを読む≫ 2016/02/06 23:22:06